PR

【FEストラテジ分野対策】情報戦略・業務改革・クラウドの基礎をわかりやすく解説!

ストラテジ

こんにちは、たけです! 今回は、基本情報技術者試験(FE)のストラテジ分野の中でも、情報戦略・業務改革・ITサービス活用に関する重要なテーマを中心に、試験で問われる頻出ワードや考え方を具体的に・わかりやすく解説していきます。

専門用語が多くてとっつきにくく感じる分野ですが、背景や意味を理解すればグッと身近に感じられて、得点源にもなります。ぜひ復習や見直しに活用してください!

ストラテジ分野のマーケティング用語の解説に関してはこちらです!

ちなみに私が学習に使用している教材はこちらです。
図や例が豊富で、初心者にも本当にわかりやすいです!


ソリューションビジネスとは?

企業や個人のお客さんが抱える課題を、IT(システムやサービス)を活用してまるごと解決するビジネスモデルです。単なる「モノ売り(製品販売)」ではなく、「コト売り(課題解決)」に重きを置いています。

なぜ必要?

現代の課題は複雑なので、単に「ソフトを売る」だけでは解決できません。課題を一緒に考えて、それに合ったシステムを導入・運用までサポートすることが求められます。

イメージ例

「お店の売上が減って困っている」→ POSレジ+在庫管理+顧客データ分析+Web集客まで全部提案!


オンプレミスとクラウドの違い

企業がシステムを導入・運用する方法には、大きく分けて「オンプレミス」と「クラウド」の2種類があります。ここではその違いと、それぞれの中に含まれる具体的な形態についてわかりやすく説明していきます。

オンプレミスとは

オンプレミスとは、企業が自社内にサーバーやネットワーク機器を設置して、自社の管理下で運用する方式のことです。インターネットを介さず、自社環境でシステムを完結させるため、セキュリティ面や自由度の高さが特徴です。

従来型オンプレミス

  • サーバーも設置場所もすべて自社で用意し、自社の情報システム部門が運用管理を行う
  • 自由度は非常に高いが、初期費用や運用コスト、管理の手間が大きい

ハウジング/ホスティングサービス

厳密にはオンプレミスではありませんが、オンプレミスに近い考え方の外部委託型サービスとして以下のようなものがあります。

ハウジングサービス

  • 自社が所有するサーバーを、設備の整った外部データセンターに預けて運用する方式
  • サーバーは自社のものだが、設置場所やインフラは外部に依存

ホスティングサービス

  • 業者が所有・運用しているサーバーの一部(仮想スペースなど)を借りて利用する方式
  • 自社で機器を持たず、サービスを利用する形式のため、クラウドに近い運用形態とも言える

クラウドとは

クラウドとは、インターネット経由でITリソース(サーバー、ソフトウェア、ストレージなど)をサービスとして利用する方式です。物理的な設備を持たず、保守運用もクラウド業者が行うため、導入の手軽さと柔軟性が特徴です。

クラウドには主に次の3つの形態があります。

SaaS(Software as a Service)

  • 完成済みのソフトウェアをそのまま利用する形式
  • 例:Gmail、Google Docs、Zoomなど
  • イメージ:「家具付きの部屋を借りてそのまま暮らす」

PaaS(Platform as a Service)

  • アプリケーション開発用の環境が最初から整っている土台を提供
  • OSやDB(データベース)などのミドルウェアも含まれる
  • イメージ:「キッチン付きの部屋で料理だけ自分で作る」

IaaS(Infrastructure as a Service)

  • サーバーやストレージなどのインフラのみを提供する形式
  • OSやミドルウェアは自分で用意・構築する必要がある
  • イメージ:「更地を借りて、家を一から建てる」感覚


SOA(Service Oriented Architecture)

「システムを、独立した“サービス”の集合体として作ろう」という考え方。

どういうこと?

たとえば「在庫管理」「注文処理」「決済処理」などを1つ1つの“部品(サービス)”として独立させ、それぞれを組み合わせて使います。

なぜ必要?

  • 機能の再利用ができる(他のシステムでも使い回せる
  • 一部の機能を変更しても他に影響が出にくい
  • 他社サービスとの連携がしやすい

システムの活用(業務効率化や働き方改革)

システムの活用とは、ITの導入によって業務の効率化、働き方の多様化、データ活用による意思決定の質向上などを目指す取り組みです。

ここでは、現代の企業活動において特に重要な以下の3つのキーワードを紹介します:

BYOD(Bring Your Own Device)

従業員が自分のスマホやPCを仕事で使うこと

メリット:コスト削減、柔軟な働き方
デメリット:セキュリティ管理が大変(情報漏えいリスク)

RPA(Robotic Process Automation)

人間がやっていた定型的なパソコン作業を、ソフトウェアロボットが自動で行う技術

例:毎日のデータ入力やメールの自動仕分けなど
効果:業務時間削減、人手不足対応、ミスの減少

BI(Business Intelligence)

企業内の膨大なデータを分析・グラフ化して経営判断に活用する技術

例:売上の推移、在庫分析、顧客の購買傾向を可視化
ツール例:Power BI、Tableau


デジタルデバイド(情報格差)

ITを使える人と使えない人の間に生まれる格差のこと。

なぜ問題?

ITを使いこなせないことで、生活のさまざまな場面に不利が生まれます。たとえば:

  • 行政サービスを受けづらくなる
  • 教育機会に差が出る

このように、情報格差は社会的な格差にもつながるため、放置することはできません。

解決策

  • ICT教育(学校・地域でのIT教育)
  • 公共のIT支援施設(ネットカフェ、IT講習会)
  • アクセシビリティ(文字拡大、音声読み上げなどのUI工夫)
  • インフラ整備(Wi-Fi、ネット環境の提供)

最後に

この記事では、ストラテジ分野の中でも「情報戦略」「業務改革」「ITサービスの活用」に関する重要なテーマを中心に解説しました。

ストラテジ分野は用語の暗記に偏りがちですが、本当に大切なのは、その意味や背景を理解して“自分の言葉で説明できる”ことです。それができれば、応用問題や選択肢に悩んだときにも自然と答えにたどり着けます。

ぜひこの記事を復習や確認に活用しながら、着実に実力をつけていってくださいね!

他の基本情報に関する記事はこちらです!